56話 歴史×スキンケア|紫式部の美容習慣が気になる!平安女子のスキンケアと「美人」の条件とは?

平安時代のスキンケア 歴史×スキンケア

『源氏物語』を書いた紫式部。

現代なら、作家であり、知性あふれる文化人。

そんな紫式部がどんなスキンケアをしていたのか……ちょっと気になりませんか?

ただし、紫式部本人の毎日の美容ルーティンが細かく記録されているわけではありません。

そこで今回は、紫式部が生きた平安時代の貴族女性の美容習慣から、当時の「美」をのぞいてみます。

すると、現代とはかなり違う美容の世界が見えてきました。


平安時代の「美人」は、今とは全然違う!

平安美人

現代の美人像といえば、

・透明感のある肌
・自然な眉
・ぱっちりした目
・健康的な体型

……などを思い浮かべる人も多いですよね。

ところが平安時代は、かなり違います。

紫式部の『源氏物語』では、女性の容姿について細かな描写がされています。

白い肌、ふっくらした顔立ち、そして何より長く美しい黒髪

逆に、痩せすぎた体型などは美しいとはされなかったようです。

つまり平安時代の美容では、

「肌」と「髪」がとても重要だった

と考えられます。


平安女子のスキンケア?まずは「白い肌」

おしろい

平安時代の化粧で、まず目を引くのが白粉(おしろい)です。

顔を白く見せるために白粉を塗り、その上に紅を使って頬や唇に赤みを加えました。

当時の化粧は「顔づくり」と呼ばれていたそうです。

現代の「ナチュラルメイク」とは正反対。

「素肌をきれいに見せる」というより、化粧によって理想の顔をつくるという感覚だったんですね。

しかも、平安時代の貴族の住まいは昼間でも薄暗かったため、白い顔は暗い室内でも顔を際立たせる意味があったという説があります。

「暗いから白くする」。

現代の私たちからすると、ちょっと意外な美容事情です。


眉毛は「抜いて描く」!?

平安時代のまゆげ

さらに驚くのが眉。

平安時代の貴族女性は、もともとの眉を抜き、少し上の位置に眉を描く「眉化粧」をしていました。

今なら、

「眉毛を全部抜いちゃうの!?」

とびっくりですよね😂

眉を描く位置や形にも当時の美意識があり、現代とはまったく違う「美しい顔」をつくっていたのです。

平安女子、かなり本気です。


歯まで黒くする「お歯黒」

お歯黒

そして、もうひとつ有名なのがお歯黒

歯を黒く染める習慣で、成人のしるしとして行われていました。

お歯黒には、虫歯予防との関係が指摘されることもありますが、当時の美容や身だしなみ、成人のしるしとしての意味もありました。

白い顔に赤い唇、黒い眉、そして黒い歯。

平安時代の美容は、

白・赤・黒

という色の組み合わせが特徴的だったんですね。


実は「髪」がものすごく重要だった!

平安時代の長い黒髪

平安時代の美容を語るなら、忘れてはいけないのが髪。

現代でも「髪は女の命」という言葉がありますが、平安時代はまさにそんな世界。

『源氏物語』では女性の美しい黒髪が重要な魅力として描かれています。

『源氏物語』の「末摘花」では、容姿について厳しい描写をされた女性でも、美しく長い黒髪が評価されています。

顔立ちだけではなく、

長く、黒く、美しい髪。

これが平安女性の大きな「美」のポイントだったのです。


スキンケアより「美しく見せる」ことが中心?

平安時代の魅せ方

ここまで見ると、平安時代の美容は現代のスキンケアとは少し違うことがわかります。

現代は、

「肌の水分を保ちたい」

「乾燥が気になる」

「紫外線から肌を守りたい」

など、肌そのものの状態を整えることを重視しますよね。

一方、平安時代の貴族女性の化粧は、

白い肌にする、眉を整える、唇に色をつける、髪を美しく見せる。

というように、理想とされる姿をつくることが大きな意味を持っていました。

つまり、

「肌を育てる美容」より「美しく見せる美容」

だったとも考えられます。

もちろん、当時にも髪や肌の手入れはありましたが、現代のような化粧水や美容液を使うスキンケアとは大きく違います。


そして「香り」も美容のひとつ

平安時代の香り×美容

平安時代の美容で、現代と大きく違うのが「香り」です。

衣服に香をたきしめたり、自分で香りを調合したりする文化が発達しました。

香りは単なる「いい匂い」ではなく、その人らしさを表現するものでもあったようです。

顔を直接見せるだけではなく、

「この人が来た」と香りで感じさせる。

なんとも平安貴族らしい美容法ですよね。


現代のスキンケアに置き換えてみると?

平安時代と現代のスキンケア

平安時代の美容をそのまま現代に再現する必要はありません😂

でも、面白いヒントはあります。

平安女子が大切にしていたのは、

肌・髪・香り・身だしなみ。

これって、現代の美容でも大切にされているものですよね。

ただし、今は紫外線や乾燥など、肌を取り巻く環境についても科学的な知識があります。

だから現代の私たちは、

・肌をこすりすぎない
・自分の肌に合う保湿をする
・紫外線対策をする
・髪をやさしく扱う

など、今の時代に合った方法を選べばいい。

平安女子の美容法をそのまま真似するのではなく、

「昔の人は何を美しいと思っていたんだろう?」

と考えてみる。

それだけでも、歴史×スキンケアはかなり面白くなります。


紫式部の時代の美容は「全身でつくる美」

平安時代は全身で美をつくる

紫式部が生きた平安時代。

そこでは、白い肌、赤い唇、独特の眉、黒い歯、そして美しい黒髪が「美」の重要な要素でした。

さらに香りも身だしなみのひとつ。

現代のように美容液を何種類も重ねる時代ではありませんでしたが、「美しくありたい」という気持ちは、今も昔も変わらないのかもしれません。

そして紫式部が『源氏物語』の中で女性の髪や顔立ちを細かく描写していることを考えると、当時の人々が「美」をどれほど意識していたのかも想像できます。

1000年前の美容をのぞいてみると、

「昔の人も美容に悩んでいたのかな?」

なんて、ちょっと身近に感じませんか?


🦝ずぼらメモ

今回調べて一番面白かったのは、

「平安女子、思っていた以上に美容に本気!」

ということ😂

眉毛を抜いて描いたり、顔を白くしたり、髪を長く美しく保ったり、香りまで自分で工夫したり。

現代の私たちは美容液やクリームを使うけれど、1000年前の女性たちも、きっと自分なりに「きれい」を追求していたんですね。

時代が変わっても、

「少しでもきれいに見られたい」

という気持ちは、案外変わっていないのかもしれません。

これだから歴史×スキンケアは面白い🌸

※この記事について

この記事では、紫式部が生きた平安時代の美容・化粧文化について、当時の資料や研究・公開情報をもとにご紹介しています。

当時の美容法には、現代では安全性が確認されていないものや、現在の化粧品・スキンケアとは考え方が異なるものもあります。

「昔の人はこうしていたんだ!」という歴史の読み物としてお楽しみいただき、現代のスキンケアに取り入れる際は、現在の美容・健康に関する情報や商品の使用方法を確認してくださいね🌿

※本記事は特定の美容効果や健康効果を推奨・保証するものではありません。

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