16話 「食べる輸血?」ビーツの噂を深掘り!

インナーケア

ずぼら
ずぼら

お越しいただきありがとうございます🦝

ネットをなんとなくサーフィンしていたら、

「ビーツは“食べる輸血”!」なんてキャッチコピーを見つけて…え、そんなにすごいの?

スーパーフードって言われると、つい気になっちゃう性格。

というわけで、今回は“ビーツって本当に良いの?気をつけることは?” を、ずぼら目線で調べてみました。

ビーツってそもそも何者?

名前:ビーツ(ケルト語の「赤い色」という言葉が語源だとか)

原産地:地中海沿岸(日本では北海道の他に各地で栽培)

植物的な分類:ヒユ科(ほうれん草やてんさいと仲間)

あの鮮やかな赤色は何?:ベタレインという天然色素によるものです。

👆もひとつ言うと・・・ベタレインは赤紫の色素「ベタシアニン」、黄色の色素「ベタキサンチン」の2種類にわけられ、赤いビーツにはおもにベタシアニンが豊富に含まれているんですって。

さらに、ビーツは…

  • 食物繊維たっぷり
  • カリウムや葉酸などミネラルも
  • 根菜ならではの自然な甘み

など、「ちょっと体によさそう」な要素もある野菜。

でも――「食べる輸血」と言われるほどの”鉄分の爆盛り!”ではなく、あくまで”ほどよくミネラルが含まれる野菜のひとつ”という認識でよさそう。

文科省 食品成分データベース(https://fooddb.mext.go.jp/index.pl)

ビーツ鉄分約0.4㎎

(ちなみにほうれん草は鉄分約2.0㎎

※いずれも生可食部100gあたりの平均値です。

スーパーフードっぽく取り入れるなら?

粉末、ジュース、サラダ、生、どれも取り入れ方はいろいろ。

だけど、便利な分、濃縮された形だと強めだから「量」には要注意ですね。

特に注意したいのが「シュウ酸(オキサレート)」。

ビーツはシュウ酸含有量が比較的高いため、過剰に摂ると“結石リスク”に関係する可能性がある、というデータもありました。

(食品組成分析ジャーナル:果物や野菜のジュース、ネクター、飲料に含まれるシュウ酸含有量

だから、取り入れるなら…

  • 一度にたくさんじゃなく少量から
  • 水分をしっかり取る
  • カルシウムと一緒に食べる(吸収されにくくする)

などを意識したいところですね。

参考URL:The bioabailability of soluble oxalates in stir-fired silver beet leaves

内容が興味深かったのでザックリ解説

  • 野菜だけのときは、シュウ酸の吸収は少しあった(約2.4%)→ 野菜に含まれるシュウ酸の一部は、体に吸収される可能性がある。
  • でも、ヨーグルト(カルシウム入り)を一緒に食べると、シュウ酸の吸収が半分以下に減った(約1.1% 〜 0.9%)→ カルシウムといっしょに食べることで、「シュウ酸がカルシウムとくっついて結合 → 吸収されにくい形になる」ため。
  • つまり “シュウ酸の多い野菜” を食べたいときは、カルシウムをいっしょに摂ると安心 ということ。

※シュウ酸やミネラルの取りすぎは、腎臓や結石リスクを持つ人には合わない可能性がありますので、気になる人は医師と相談を。

いまさら聞けない スーパーフードって何?

ずぼら
ずぼら

いや、そもそもスーパーフードって・・・なによ?

という、疑問がわいた52歳ずぼらです。

で、調べました。

そしたらびっくり、「一般社団法人 日本スーパーフード協会」がありました。

そちらによると

《スーパーフードの定義》

  • 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
  • 一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

《スーパーフードの基準》

  • 「食歴」が長く、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であること。それにより、人体に及ぼす可能性がある、あらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるもの。

※同サイト スーパーフードの定義と基準から抜粋

ほうほう🦝そうだったんですね。

では、話をビーツに戻しましょう♪

 どんな人は要注意?どう取り入れる?

ビーツは万能じゃないので…

  • 過去に結石がある人
  • 腎臓に不安がある人
  • 高カリウムを制限されている人

などは “多量・頻繁な摂取” は避けたほうがいいのかも。

「試してみるなら少しずつ」それが安全なスタートだと思います。

※気になる人は医師と相談を。

ずぼらも以前、天然素材のパウダーものを「体にいいから」とすすめられて、でっかいひと瓶買ったのですが、体に合わず・・・断念した経験がありました。

流行りもの、スーパーフード、サプリ…どれも“合うか合わないか”は人それぞれです。

例えば、まずは“粉でちょこっと”から、試してみるといいかも。

「おやつ感覚」+「体へのちょい足し」くらいの気軽さで。

大事なのは「ほどほど」「自分の体と相談する」こと。

ビーツは、“選択肢のひとつ”として、軽く取り入れてみる価値はあると思いますよ✨

最後に

スーパーフードや流行りものを取り入れるとき、“良い話だけ”じゃなくて“注意点”も一緒に見るのが大切ですね。

ビーツもそのひとつ。

肌・体・生活に合わせて、自分に合うかどうか、ゆっくり試してみましょうね🦝💛

(体質や体調によって感じ方は人それぞれ。気になる人は医療・専門家に相談を!)

なお、ビーツパウダー自体が悪いというわけではなく、あくまで“食品の特性上の一般的な注意点”です。上手に取り入れれば便利なアイテムだと思います。

🔗 主な参考・情報元URL

最後までご覧下さりありがとうございました。

この連載「ずぼら日記」は、“むりしない楽しみながらスキンケア”をテーマに、

50代のリアルケアをゆるっと綴っています。

化粧水も、石けんも、食べものも——
どれも“自分をいたわる”小さな選択のひとつ。完璧じゃなくていい。


今日も、自分をちょっと甘やかしてあげましょう。

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