
最近、頭皮が粉をふいたように乾くんです。
ふけというより「乾燥による粉雪」。
寒くなってきたせいか、シャンプーの後に少し髪がキシキシ感じがする日もあります。
試しに、顔に使っている化粧水を頭皮にもパシャパシャやってみました。
すると、髪も頭皮も落ちついた気がします。
「そうか、頭皮も肌なんだなぁ」と、改めて気づいた瞬間でした。
「頭皮の乾燥」は、肌のバリア機能のサイン

頭皮乾燥について調べてみました
頭皮の皮膚も、顔や体と同じように皮脂膜と角層でバリア機能を保っています。
だけど、紫外線や洗浄力の強いシャンプー、ドライヤーの熱などでそのバリアが壊れると、
水分が逃げやすくなり、かゆみや乾燥フケの原因になることがあるんです¹。

とくに加齢によって皮脂の分泌が減る50代以降では、
頭皮も「インナードライ(内側が乾く状態)」になりやすいといいます²。
これは乾燥肌と同じ仕組みで、角層の水分保持力(NMFやセラミド)が低下しているためです。
「やさしく洗って、保湿する」だけでも違う
皮膚科学のレビューでも、
マイルドな洗浄剤+保湿成分を含む頭皮ケアが乾燥症状を改善するという報告があります³。
つまり、「顔のスキンケアと同じ考え方でいい」ということ。
・洗いすぎず、皮脂を取りすぎない
・タオルドライ後、頭皮にも化粧水(アルコールフリー)をなじませる
・ドライヤーは少し離して温風を当てる
この3つを意識するだけで、頭皮のコンディションを見直せるのでは。

「髪」よりも「地肌」をいたわる日を
以前は「髪がパサパサする」と思っていたのですが、
実は根本の「地肌」が乾いていたのかもしれないですね。
髪のツヤもハリも、健康な頭皮から👆。
頭皮が整えば、自然と髪にも自信が戻ってくるはず。
今日もお風呂上がりに、化粧水をパシャパシャ。

顔と同じように「おつかれさま~」と言いながら、
頭皮にも、やさしく触れてあげようと思います。
肌が元気だと、それだけで少し気持ちが軽くなります。
次は、“心が元気になるケア”について考えてみようと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
🧴参考・出典(脚注)
- Lousa, I., & Lachapelle, J. M. (2018). Scalp skin barrier: Structure, function, and disorders. Dermatologic Clinics, 36(1), 21–28.
- Draelos, Z. D. (2015). Aging hair and scalp: Physiology, treatment, and care. Clinics in Dermatology, 33(1), 29–34.
- Pierard-Franchimont, C. et al. (2002). Efficacy of mild shampoos with moisturizing agents on scalp xerosis. International Journal of Cosmetic Science, 24(5), 273–279.

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この連載「ずぼら日記」は、
“むりしない楽しみながらスキンケア”をテーマに、50代のリアルケアをゆるっと綴っています。
化粧水も、石けんも、食べものも——
どれも“自分をいたわる”小さな選択のひとつ。
完璧じゃなくていい。
今日も、自分をちょっと甘やかしてあげましょう。
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